歴史小説とエロス

王妃の離婚 (集英社文庫)
佐藤賢一「王妃の離婚」購入。
パート先で・・と思い買ったのだが、年末進行で
多忙の為読む暇なかったです^^;
佐藤賢一といえばいわゆる”暗黒の中世”を描いた
快作?怪作?「赤目のジャック」(輪姦のシーンは
ちょっとエグすぎるよ・・)
や、カエサルガリア遠征を描いた「カエサルを撃て」
(この本を読んで、彼にチンギス=ハーンの一代記を
書いて欲しいと切に願った私は変態です、ええ。
無論メルキト族との抗争をね・・・あんな陳舜臣ごとき
ぬるい作家のチンギス=ハーンじゃ納得いかんのよ)
で御馴染みの作家さん。

この方の諸作品の特徴のひとつを喩えていうならば
「田島陽子とかいうおばちゃんが日本で独裁政権
築いたならば、まっさきに焚書される本」。
北方御大の「女を抱け」よりずーーっとアレですw
まぁ、本能的、暴力的な描写をするのに最も簡潔に表現
できるものがハッテンシーンなだけにさもありなん。